筋トレに慣れてくると、フリーウェイトゾーンが気になりませんか?
上級者が多くて入りにくい雰囲気がありますが、バーベルやダンベルなどを使いこなせれば、運動効果はぐんと高まります。
トレーニングマシンとフリーウェイトの「橋渡し」として、初心者の方の不安を解消してくれるのがスミスマシンです。
「いつかフリーウェイトに挑戦したい」というあなたのために、専門トレーナーがわかりやすく解説いたします。

バーベルなどのフリーウェイトは体幹にも高い運動効果がありますが、初心者にとっては使用法が難しい、危険性があるなどのハードルもあります。
しかしスミスマシンはバーベルと異なり、軌道が安定している、安全機構があるという特徴を持ち、フリーウェイトの効果とマシンの安全性を兼ね備えています。
1.フリーウェイトは効果が高いと聞きますが、初心者が使っても大丈夫ですか?
「マシンよりもフリーウェイトのほうが効果が高い」といわれますが、それは事実です。
論より証拠でフィットネスジムにいくと、経験豊かな上級者ほどフリーウェイトを使いこなしていることがわかります。
例えば、下半身のエクササイズに、バーベルをかついで立ちしゃがみする「スクワット」と、座った状態で、台を蹴ることで椅子をスライドさせる「レッグプレス」があります。

効果としては似ているのですが、スクワットで「バーベルを担ぐ」ことで姿勢を保つために体幹も一緒に働くことなります。
しかし、レッグプレスでは背中をシートにもたれているため、それは起こりません。
イメージとして、トレーニングマシンは「杖をついて歩く」ことであり、フリーウェイトは「自分の脚で歩く」ようなものです。
人間の神経や筋肉は、重力をコントロールして自分の体を移動するためにあります。
それを強化するには、重りを上げる軌道が「自由」であるフリーウェイトが最適です。

自分の意志で動かせる筋肉を随意筋(ずいいきん)、刺激に反応して勝手に動く筋肉を不随意筋(ふずいいきん)といいます。
体幹や関節周りなど、体の奥にある筋肉(インナーマッスル)ほど、フリーウェイトによって刺激を受けやすくなります。
もちろん、初心者がフリーウェイトを使っても問題はありません。
ただしトレーニングマシンと違って、「正しいフォームがわかりにくい」、「バランスをとるのが難しい」、「重りを落とすことがある」、といった危険性もあります。
そこでバーベルやダンベルにチャレンジする前の「橋渡し」として、安全に練習できる最適な方法が「スミスマシン」なのです。
2.スミスマシンとバーベルは何が違うの?
スミスマシンとは、バーベルがガイドレールにそって上下に動くトレーニング器具です。
バーベルやダンベルは360度自由に動かすことができますが、スミスマシンは平面上の動作です。
ちょうどトレーニングマシンとフリーウェイトの中間にあると言ってよいでしょう。
バーベルの事故で怖いのは、ベンチプレスで力尽き、首の上にバーベルを落としてしまう事故です。残念ながら、こうした事故で命を落とすケースも毎年報告されています。
その点、スミスマシンにはストッパー(セーフティ)が付いており、もし力尽きてもバーベルが途中で止まるよう安全な設計になっています。
「はじめてフリーウェイトにチャレンジする」、「一人でトレーニングする」、といった方にはとてもおすすめです。

スミスマシンが初心者に最適だということはお分かりいただけましたでしょうか?
しかし使い方を誤れば、せっかく安全な器具でも効果が半減したり、思わぬ怪我につながることもあります。
次回は「スミスマシンの正しい使用方法、初心者向けスタートガイド」について、専門トレーナーの視点で徹底解説いたします。
セーフティ(安全器具)の正しい設定や、初心者が一人でも始めやすい流れについて、知らないと損するポイントをまとめました。
実際にスミスマシンを使う前に、合わせてお読みいただけると嬉しいです。




