ウェア・ツール

運動に向いている靴とは?

私が運動の指導をお引き受けするときは、まず靴についてお話しいたします。
足は姿勢の基礎となりますが、その足に影響を与えるのが靴です。正しい靴につい一緒に学んでいきましょう。

結論

健康や運動のためのフィットネスシューズの場合、選ぶポイントとなるのは、母指球で曲がる、前後でねじれる、指が自由に動く、の3つです。

1.母指球で曲がる

靴のつま先を軽く押したとき、靴底が母指球(親指のつけ根)で曲がるということが重要です。
人の足は母指球の辺りで曲がるようになっていますので、その動きに沿うものが良いでしょう。
靴底の真ん中で曲がったり、硬くてまっすぐなものはおすすめできません。

たかだまん
たかだまん

ランニングシューズなどは、前に進む反発力を高めるために、真ん中で曲がるようにできています。
あくまでも走るための靴であり、体操やスポーツのための靴ではありません。

2.前後でねじれる

皆さんが歩いているとき、足首はローテーションしています。これを専門用語で外返し・内返しといいます。

詳しく書くと、かかとの外側で地面に着地し、小指球(小指のつけ根)に荷重していって、最後は母指球でける、この繰り返しをしています。

そのため、靴の中央には強度を保つための部品があるものの、全体ではねじれることが重要です。

たかだまん
たかだまん

足は片側だけで28個も骨があり、体全体の1/4近くなります。その骨が組み合わさって足の内側・外側をつくり、間に関節(距骨下関節)があることでねじれるようになっています。

3.指が自由に動く

朝晩で足のサイズが違うことはご存じでしょうか?
歩いているときも、足が浮いているときと地面に着いているときでは、長さが1センチほど違います。

例)浮いていると25センチで、着くと指先が伸びて26センチになります。

そのため靴のサイズを選ぶときは、指先に1センチほど余裕があるものが良いでしょう。
メーカーは指先が伸びることも加味して靴を作っているので、サイズが25センチの人は同じサイズの靴を買うのが基本です。

しかし、足は長さだけでなく幅の問題もありますので、実際に履いてみることが重要です。

たかだまん
たかだまん

靴を買うときは、午後がおすすめです。歩いたりして体重がかかることで足のアーチ(土踏まず)が潰れ、遅い時間になるほど足が大きくなるためです。
正しい靴のサイズは、一度専門店で計ってみると良いでしょう。

皆さんが3つのポイントを満たす靴を履いていれば、より運動の効果が上がるでしょう。

そして、靴下は5本指ソックスを履くことをおすすめします。
裸足で運動するのが一番良いのですが、安全や衛生面で難しいでしょう。

慣れてきたらビブラムファイブフィンガーズなど、5本指シューズを履くのも良いですね。

皆さんは「ミトンの手袋」をご存知ですか?
赤ちゃんがよくしている、指先がオールインワンの手袋です。

もし赤ちゃんがミトンの手袋をしたまま大人になれば、手の機能はおかしくなってしまいますよね。
しかし程度の差はあれど、人は足で同じことをしています。結果、外反母趾や内反小趾という症状を引き起こします。

たかだまん
たかだまん

私はお客様の姿勢を、靴で分析しています。靴底やインソールのすり減りで、ある程度歩くときの癖がわかるのです。

「この機会に靴を買って運動を始めよう!」と思っているあなたは、次の記事もお役に立てるかもしれません。

高田 洋史

107.5キロ→73キロへダイエット→88キロへボディメイク。パーソナルトレーナー・フィットネスコンサルタントの高田洋史(たかだひろし)です。お客様のダイエットやボディメイクをサポートすることで、人生に貢献できることを喜びとし、ライフワークとしています。「たかだまんのあなたの人生がちょっと良くなるブログ」主宰。宮古島在住、全国で活動中。

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