ジム初心者の「運動してみようかな」という気持ちを後押しするのは、シューズやウェアなどお気に入りのエクササイズグッズだったりします。
もちろん、日ごろお使いのシューズやウェアでもいいのですが、「運動をするため」には、ちょっとしたポイントがあるのです。
運動を始める前に、一度お読みいただくとよいかもしれません。
1. フィットネスクラブやジムの靴って、何でもいいの?
「ランニングシューズやバスケットシューズでもいいのでは?」と思われるかもしれませんが、それぞれ行うエクササイズの種類によって、つくりが異なっています。どんなことに気をつけてシューズを選べばいいのでしょうか。
「運動してみようかな」という気持ちを後押しするのは、シューズやウェアなどお気に入りのエクササイズグッズだったりします。
せっかく運動を始めようと思ったのに、「シューズはこれでいいや」と、かかとがつぶれたようなシューズを持ち出していませんか?
もともとお持ちのシューズを使うのも良いですが、ソール(靴底)のクッションが潰れていると、足や膝への負担が大きくなります。
ポイントがわかれば、別に高いシューズである必要はありません。
これを機に新調するのも、よいかもしれませんね。
ここではフィットネスジムでの利用を想定していますので、種類としては「フィットネスシューズ」がおすすめです。
「ランニングシューズやバスケットシューズでもよいのでは?」と思われるかもしれませんが、それぞれ行うエクササイズの種類によって、つくりが異なっています。
シューズを選ぶときのポイントは3つあります。
ポイント1 拇趾球(ぼしきゅう:親指のつけね)で曲がること。
拇趾球のあたりはMP関節(中足趾節関節)といわれ、人の足はここで曲がるようになっています。
ポイント2 前後を持って、左右にねじれること。
人の足はとても繊細で、片足だけで28個も骨があります。
そして、歩くときにはローリング(内返しと外返し)といって、ねじるような動きをしているのです。
ソール(靴底)が硬いものや、真ん中で曲るようなものは避けましょう。
ポイント3 サイズが合っていること。
シューズは午後に買ったほうがいい、つま先は1センチ余裕があるほうがいい、と聞いたことはありませんか?
体重がかかると足は前後にのびますので、これはいずれも正解です
気をつけていただきたいのは、足のサイズが25センチであれば、シューズも25センチを買うことです。
ちゃんとしたメーカーであれば、ジャストサイズで合うように作っています
ただし自分の足のサイズを勘違いしていると、靴のなかで指がつまったりすべったりして、外反拇趾など足の指を悪くする原因にもなります。
新調するのであれば、一度、靴屋さんで足のサイズを測って貰うと良いでしょう。
2. フィットネスクラブやジムで着る服は、どんなものがいいの?
せっかく運動を始めようと思ったのに、「服はこれでいいや」と……さっきと同じですね(笑)
運動するときには、動きやすい、体温調節がしやすいなど、選ぶポイントが3つあります。
シューズと同じく高いものである必要はありませんが、お気に入りの服を着れば、運動のモチベーションも上がりやすくなりますよ。
ポイント1 体温調節ができること。
運動をしていると、体温が上がって暑くなります。
逆に運動が終われば、汗で体温が下がります。
つまり重ね着をして、体温調節ができることが重要です。
ポイント2 動きを邪魔しないこと。
エクササイズでは、肩を回したり膝を高く上げたりすることもあります。
そんなときに生地が伸び縮みしないと“ もたついて ”動きにくくなることがあります。
まずは伸縮性のある生地を選びましょう。
Tシャツやショートパンツなど、肘や膝が出ているものであれば動きやすいですね。
下着はスポーツ専用が良いでしょう。動きやすく、吸水速乾性に優れています。
また、汗をかくためにサウナスーツを着るのは、ダイエット効果はなく、熱中症の危険性があるのでやめましょう。
ポイント3 やる気が出やすいこと。
「運動すると汚れるので、なんでも古着でいいや」という人もいるのですが、エクササイズを行う上で、モチベーションはとても大事です。
フィットネスジムは、非日常空間でもありますので、ちょっと自分を高めるような派手なウェアや、キャップなどのアクセサリーをつけるとやる気が高まるかもしれませんね。
3. フィットネスクラブやジムで必要なものは、他にもありますか?
フィットネスジムによってはレンタルもありますが、汗を拭くタオルと、水分補給のドリンク、栄養補給のサプリメントがあるとよいでしょう。
タオルは、シンプルなものが良いと思います。
汗を拭きやすく、速乾性のフェイスタオルや、スポーツタオルなどが良いでしょう。
あまり大きなバスタオルみたいなものだと、ジム内での持ち運びが不便です。
そこまで汗をかかないのであれば、フェイスタオルでも十分だと思います。
運動すると体温が上がり汗をかきやすくなりますので、やはりドリンクは必要です。
短時間の運動であれば普通の水で十分です。ジムの水道水やウォーターサーバーを利用すると良いでしょう。
またプロテインやビタミン剤などをサプリメント(サプライ=供給する)といいます。
あくまで薬ではなく、健康補助食品といわれ、食べものの一つです。
運動中のサプリメントは、スポーツ選手や運動量が多い人におすすめです。
これから運動を始めるかたは、まずバランスの良い食生活を目指しましょう。
スポーツ選手や運動量が多い人であれば、運動中のサプリメントもおすすめしますが、一般の方々は、ちゃんと食事をとっていれば特に必要はないでしょう。
ということで、靴、服、そのほか(タオル、ドリンク、サプリメント)のご紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
もし会社や学校帰りなど荷物が多いと困るときは、フィットネスジムによっては、レンタルロッカーが設置されている場合もありますので利用する手もありますね。
あ、それと必要なものを一つ忘れていました!
それはあなたの「やる気」です(笑)
運動を始めるにあたり、何かご不安な点があれば、お気軽にご相談ください。
オンラインでのアドバイスも受け付けております。