健康管理やダイエットを始めようとしている方は、パーソナルトレーナーを選ぶ方法に迷うかもしれません。ここでは、パーソナルトレーナーを選ぶ際に押さえておきたいポイントををご紹介します。
間違った方法で運動をしたり、無理なトレーニングを行うと、思わぬ事故や怪我につながる可能性があります。
そのため、しっかりしたフィットネスクラブやジム、パーソナルトレーナーを選ぶことで、安全にトレーニングを行うことができます。
1. パーソナルトレーナーの資格には、どんなものがあるの?
パーソナルトレーナーは、解剖学、栄養学、心理学、またトレーニングやマッサージなどを広く学んでおり、ここでは基礎となる「パーソナルトレーナー資格」について説明します。
パーソナルトレーナー資格については海外と日本で分かれていて、さらに公的な資格と民間の資格で分かれています。
ここでいう「公的な資格」とは、政府の認可を受けたり医療機関とタイアップしているパーソナルトレーナー資格をいい、長期の研修やレポートの提出があるため、民間の資格よりもレベルが高いとされています。
パーソナルトレーナー資格であり、公的な資格としては次のようなものがあります。
- NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)
- ACSM(全米スポーツ医学カレッジ)
- 健康運動指導士
- 健康運動実践指導者
パーソナルトレーナー資格であり、民間の資格としては次のようなものがあります。
- NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)
- JHCA(日本ホリスティックコンディショニング協会)
- JATI(日本トレーニング指導者協会)
- 日本体育施設協会トレーニング指導士
また優れたパーソナルトレーナーは、こういった資格以外に栄養学やマッサージなどの専門資格も持っている場合がありますので、合わせて確認するとよいでしょう。
これ以外にも民間の資格はたくさんあるのですが、中にはたった2日でとれてしまうような資格もあるのが現状です。
2. パーソナルトレーナーは、怪我の手当てなどもできますか?
怪我の手当てなども、できることが望ましいです。
パーソナルトレーニングは、一人でトレーニングするよりも効果的で安全です。しかし、トレーニング中に事故が起こることもあります。
そのような場合、パーソナルトレーナーが適切な処置を施せる資格を取得しているかが、とても重要です。
人命救助資格としては、
- 日本赤十字社
- アメリカ赤十字協会
- 消防庁
などが研修を実施し、資格を発行しています。
これらの資格証書は、事故の現場で適切な処置を行うための知識と技術を身につけていることの証です。
パーソナルトレーニングを受ける際には、トレーナーの資格を確認するようにしましょう。
フィットネスクラブやジムでは、館内に掲示してあることもありますので、ご見学やご体験のときに確認するとよいでしょう。
人命救助資格の詳しい内容については別の記事でまとめていますので、合わせてご覧ください。
3. パーソナルトレーニング中に事故が起きても、治療費などの保障はありますか?
「運動をすると怪我のリスクが高くなる」ことをご存知でしょうか?
特に、高齢者や持病のある方は、怪我のリスクが高くなります。
体力以上に無理をする、間違った方法で行うなど、過失がご自身にあった場合は、一般的に治療費は保障はされません。
このような理由で、フィットネスクラブやジム、パーソナルジムのお申込書には、下記のような文言があります。
例)「本施設利用に際して発生した怪我・病気・事故等については、本施設の責めに帰すべき事由がある場合を除き、会員各自の自己責任とし、本施設は責任を負いません。」
トレーニング中に事故が起きても、治療費などの保障があるかどうかは、フィットネスクラブやジムの損害保険加入の状況により異なります。
しかし、すべてのジムやトレーナーが損害賠償保険に加入しているわけではありません。
チェーン店のフィットネスクラブやパーソナルジムのトレーナーは、無資格である場合もあります。
もちろん最後は「人が重要」ですし、中には「ブラックジャック」のような凄い人もいるのですが、やはり以下は確認するほうがいいでしょう。
1.資格を持っている。
2.保険に加入している。
3.運動を実践している。
これができていないパーソナルトレーナーをタクシードライバーでいうと、
1.免許ありません!
2.車検ありません!
3.運転してません!
ということになります。そんなタクシー、誰も乗りたくないですよね(笑)
また、損害賠償保険に加入していても、保障される金額や範囲は異なります。
気になるようであれば、メールで問合せをしたり、スタッフに確認をすると良いでしょう。
私はNSCAと加圧JAPANの2つの損害賠償保険に加入しています。
万が一の事故や怪我にも対応できるように、万全の体制を整えています。
フィットネスクラブやパーソナルジムを選ぶ際には、ホームページにある事業理念や代表者のあいさつを参考にすることもおすすめです。
「食事や運動を通じて、地域を健康にしたい」といったような理念をもって、長年継続している社会貢献企業なのか、ホームページをみても運営母体がまったく違う産業であり、設備や価格のキャンペーンばかりうたっている利益追求企業なのか、感じることができると思います。
そんなときは社会貢献企業を選んだほうが、あなたの人生が豊かになるでしょう。
さらに良いパーソナルトレーナーに出逢うためには、ホームページを合わせてご覧ください。