体調不良のときはサプリメントを飲んだりマッサージにいけば回復する、病気になったときは薬を飲んだり病院にいけば治る、と思っていませんか?
いずれも「対症療法」と呼ばれ、不調や病気の「原因」ではなく、現れている「症状」を抑えるための方法です。
原因の多くは、日ごろの食事や運動、睡眠などにある不摂生です。
ここを正すことで症状を緩和していくことを「根本療法」といいます。
このブログを通じて、食事や運動、睡眠などの根本療法が大事であると知っていただければうれしいです。
ご注意:遺伝性の病気や怪我、加齢に伴う病状などには、薬や医師による治療がとても重要です。くれぐれもご自身の判断で、投薬や治療を中断しないようにしましょう。

体の不調や病気を本当に改善したいのであれば、サプリメント、マッサージ、薬といった対症療法だけに頼るのは不十分です。対症療法は「症状を抑える」ためには有効ですが、「原因そのものを解決」しているわけではありません。
痛みや症状、数値の異常は、生活習慣に無理が生じているサインです。これを封じ込めれば、問題は水面下で進行します。
食事、運動、休養という生活習慣を見直すことで、もともと備わっている回復システムが十分に働いて、自己治癒力を高めてくれます。
1.多くの人が勘違いしている「治った」という状態
こんな行動、していませんか?
・忙しい日は食事の代わりに健康食品で済ませる。
・体調が悪いのでサプリメントを飲む。
・肩こりがひどいのでマッサージでリセット。
・頭痛がするときは痛み止めを飲む。
・血圧が高いけど病院の薬を飲んでいるので治っている。
こういった行動も時には重要です。
しかし問題は、「症状が消えた=治った」と思い込んでしまうことです。
実際には、元気になった気がするだけ、一瞬痛みが引いただけ、数値を抑えているだけ、というケースも多いです。
もしかすると先ほどの原因は、
・食事での栄養が不足している。
・睡眠不足が続いている。
・デスクワークが続いて運動不足。
・家事や仕事が忙しくて休みがとれない。
・油ものをよく食べて、煙草も吸っている。
といったことかもしれません。
2.それは解決ではなく「対症療法」かもしれません。
対症療法とは、痛みや症状、数値を抑えることであり、原因そのものには手をつけていません。
身近な例をあげてご説明いたします。
2-1.仕事中に疲れたときは、コーヒーとスイーツでリフレッシュしています。

コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があり、飲んで30分ほどすると効果があります。
スイーツに含まれる砂糖は、血液中の血糖値を一気にあげる作用があります。
そのダブル作用で、一瞬元気が出たような気がします。
本来は休憩や昼寝をして回復したり、血糖値が安定するよう、しっかり食事をすることが重要です。
2-2.毎日サプリメントを摂っているので、体調がいいです。

サプリメントを摂っていると体調が良いと言うことは、そもそもは体調が悪く、食事バランスが崩れているというサインです。
コンビニや外食が多くなると、エネルギーである糖質と脂肪ばかりが多くなり、体を作るためのタンパク質と、ビタミン、ミネラルは不足しがちになります。
まずは5大栄養素をバランスよく食べることが大事です。
2-3.腰痛が癖になっているので、いつも腰痛改善ベルトをして過ごしています。

腰痛改善ベルトをすると筋肉のサポートをしてくれるので、背骨が安定して痛みが軽くなるのは確かです。
しかし「痛みが出ない」「腰が楽」とベルトをしたままでいると、自分の筋肉は弱くなり、外したときに再発の可能性が高くなることもあります。
痛みがあるときや重たいものを持つときに使うのは良いですが、本来は、自分の筋肉を強くすることが重要です。

猫背矯正バンドもまったく同じです。
つけている間は姿勢が良くなるかもしれませんが、その間に筋肉は弱くなり、外したときにはもっと猫背になっているでしょう。
対症療法では、体調不良や病気を治すことはできません。
食事や運動、睡眠をしっかりとり、正しい生活習慣を送ることで、本来の回復に向かいます。
3.あなたの体に違和感や痛みが起こる理由とは?
私のところにも、「首と肩がガチガチなので、何とかしてください!」と、整体のお客様がお越しになります。
皆さん、まるで敵討ちのごとく、肩こりのことを悪くいいます。
しかし、あなたの体は基本「自分の体に不利なこと」はいたしません。
身近な例をあげてご説明いたします。
3-1.肩こりがひどいので、週1でマッサージに行ってます。

人の頭は7キロほどの重さがあります。猫背になると頭が下がりますので、首や肩に負担がかかります。
それをずっと支えているのは大変なので、「筋肉を硬くする」ことで、あなたの負担を軽くしようとしてくれています。
3-2.熱と咳が出たときは、解熱剤と咳止めで治しています。

風邪をひくと、熱が出て、咳が出ます。
熱が出るのは体内のウィルスを死滅させるため、咳が出るのは喉のウィルスを排出するためです。
3-3.血圧が高いといわれましたが、降圧剤を飲むようになって数値が治まりました。

血圧が上がるのは、血管がコレステロールなどで固くなってしまい、「血圧を上げないと体のすみずみまで血液が届かない状態」になっているためです。
それを薬で抑えてしまうと血液が届きにくくなり、細胞が栄養不足に陥って、新たな病状を生み出します。
痛みや症状は敵ではありません。
あなたの体に危険が迫っているという「サイン」です。
怪我をすれば痛みが出ます。
そのため行動が制限され、痛みが出ない範囲で動くことで、傷が早く治ります。
健康診断の数値も「範囲内だから大丈夫」という判断は危険です。
それは信号が黄色なのに、交差点に突っ込むようなものです。
数値範囲が0~10であれば、中央値である5や6を目指すほうが良いでしょう。

痛みや症状「だけ」を止めるのは、正に「臭いものにフタ」です。
4.根本療法は「当たり前」のこと?
根本療法とは、症状を生み出している原因そのものにアプローチする方法です。
「いったいどうすればいいの?」と思われるかもしれませんが、行うことは大変シンプルです。
生活習慣の基本となる、食事、運動、休養を見直しましょう。
4-1.食事
体はあなたが食べたものできています。
肉や魚などのタンパク質が不足すると、怪我をしても材料がないので修復ができません。

英語でも「You are what you eat」といいます。
体がなくなってしまうと困るので、材料である栄養が足りなくても、無理やり体を作ってはくれます。
しかし、そのような体を家に例えると、柱はスカスカ、壁に穴が開いているような「欠陥住宅」になっています。
体調不良もそうですが、枝毛、爪が割れるなどは、体が栄養不足になっているサインです。
体調不良が続く人ほど、食事内容に問題があることが多いです。
食事の基本については、この記事をお読みいただくと良いでしょう。
4-2.運動
私たちの体は200万年前とほぼ変わっていません。
しかし、必要とされる運動量は激減しています。
体は使わなければ、どんどん退化します。
まずは日常生活で、しっかり動くことが重要です。
合わせて、この記事をお読みいただくと良いでしょう。
デスクワークや在宅が多く、歩いたりする機会が少ない場合は、やはり公園や運動施設にいって積極的に運動を取り入れるほうが良いでしょう。
体を伸ばすストレッチ、ウォーキングなどの有酸素運動、軽い筋トレの3つの柱を、バランスよく行うことが重要です。
4-3.休養
休養はとても大事です。
そもそも運動は「体に悪い」のです。
運動の後にしっかり食事をとり、休養や睡眠をとることで、ようやく「体に良い」ものに変わります。
休養や睡眠をとると副交感神経が優位になり、体を作るための成長ホルモンが分泌されます。
睡眠には個人差がありますが、理想は夜10時には布団に入り、7時間ほど寝ることが望ましいでしょう。

もし睡眠時間が短い場合は、昼寝もおすすめです。
30分程度寝るだけでも、成長ホルモンが分泌されることが分かっています。
つい最近のお話です。
肩こりがひどく整体に通っていただいていたお客様に、「ストレッチも始めてみてはいかがですか?」と、簡単なストレッチをご指導させていただきました。
すると、私の整体にお越しになることはなくなりました。
ある日偶然フィットネスジムでお会いすると「いや~最近全然肩こりがないんだよね!」とのことでした。
正に対症療法を、根本療法で解決してしまった事例です。
まとめ
サプリメントやマッサージといった対症療法と、食事や運動といった根本療法は両立します。
ただし、目指すべきは根源療法です。
痛みや症状は、消すものではなく読み取るもの。
それに気づいて「早めに」原因を解決できれば、症状は軽く、早く回復いたします。
私たちが生活習慣を改めれば、体が持っている「自己治癒力」をフルに発揮することができます。
肩こりや腰痛についてのストレッチ、高血圧やダイエットについての食事バランスなど、何かご質問などがあれば、下記フォームよりお気軽にお問い合せください。




